ゼオライトと放射性物質
ゼオライトは火山灰などが降り積もって固まって出来た岩石です。沖縄を除く全国にある鉱物です。 このゼオライトを砕き粉にして、比較的低温で数時間にわたって焼成したものをボール状や顆粒、粉末などに加工されたものが製品として出回っています。 ゼオライトには数オングストロームという分子レベルの小さな孔が無数にあいていて、自然界ではでその孔に3500万年前の水が入っています。この水が焼成することで外に逃げてそこに無数の孔があいて海綿状になります。その空洞に有害物質やガスをイオン交換することで吸着します。 ゼオライトは通常、陽イオン交換の吸着を行うので、セシウム、ストロンチウム、ウラン、プルトニウムの放射能物質を吸着しますが、放射性ヨウ素はマイナスイオンなので普通のゼオライトの場合は吸着しませんが、カルシウムを置換させた(株)ウェッジ製のゼオライトの場合はヨウ素131の吸着が確認されています。活性炭はマイナスイオンの吸着をするので、放射性ヨウ素を吸着しますが、キャパが小さいため能力が低いです。一方、ゼオライトの場合は、1gで畳1帖分位の面積を持っているので吸着能力はとても高いです。 3.11の震災で事故を起こした福島第一原発ではフランスの機械でアメリカ製のゼオライトを使って汚染水の処理をしています。 |
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