柿の葉茶の作り方
生の柿の葉には相当量のビタミンCが含まれていますが、きちんとした加工を行わないと、葉中のビタミンCは採取後に急速に分解されてしまいます。その要因として、アスコルビン酸オキシターゼという酵素の作用、酸素による酸化、金属イオンによる分解、水による加水分解、紫外線などの一部の光線などが上げられます。また、木についている生の柿の葉のビタミンC含有量は、ほぼ日照時間に左右されているようで、6月上旬から7月下旬がピークとなっています。
柿の葉茶を作るにはこれらのことに注意して、適切な時期に採取して、アスコルビン酸オキシターゼが十分作用する前に手早く蒸熱加工を施し、さらには加水分解が進まないよう効率よく乾燥させ、密封する事が重要です。
柿の葉茶の作り方
ここでは、ビタミンCの多い、6月下旬から7月下旬に収穫した柿の葉を使用した場合の作り方をご紹介します。
まず、天気の良い日に柿の葉を採取して水で洗ってから荒く刻み、2~3分蒸したらよく絞ってアクを抜きます。次に、天気の良い日に日陰干しをして十分乾燥させて出来上がりです。
若葉ではともかく、この時期の柿の葉はアクが強いので蒸してアク抜きをすることが大切です。また、蒸すことで甘味も出てきます。また、十分乾燥させることで加水分解によるビタミンCの分解を防ぎます。日陰で干すのも紫外線によるビタミンCの破壊を防ぐためです。
ビタミンCは、柿の葉のように天然の状態で混合物に囲まれた状態では、いろいろな物質と混合して存在しているので、熱に対して耐性があることが分かって来ました。その混合物によっても耐性が違い、柿の葉茶の場合は、比較的耐性が高いという事のようです。他の野菜や果物に含まれるビタミンCも、今まで言われてきたほど熱に弱い訳ではなく、ある程度調理などで熱を加えてもビタミンCは、それほど壊れないという事が分かっています。ですから、柿の葉を蒸しても熱による影響はほとんどありません。
画像は、「西式健康法の柿の葉茶」の茶葉です。
柿の葉茶の茶葉には、ビタミンCの他にもビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維など多くの成分が含まれています。これらの成分によりビタミンCは、お互いに囲まれて包まれた状態であるので熱に対して耐性があり、お湯に入れて飲んでもあまり壊れないで摂取できます。
柿の葉茶は比較的簡単に作れますが、ビタミンCの含有量を保つには、先述したように手早く蒸して効率よく乾燥させ密封することが重要です。これらのことを考慮して家庭で作るのは少し難しいかも知れませんね。
柿の葉茶
柿の葉茶
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