どうして結晶するの?
はちみつは、ミツバチが植物から蜜を採り、体内でブドウ糖と果糖に分解して巣に蓄えた物です。飽和状態の糖液であるため、そのブドウ糖が結晶化しやすく、花粉を中心にブドウ糖が集まり結晶するのです。したがって、果糖よりもブドウ糖の比率の高いはちみつの方が結晶し易いと言えます。
ブドウ糖の比率の高いはちみつは菜の花蜂蜜、みかん蜂蜜、れんげ蜂蜜、百花蜂蜜の順に高くなり、アカシヤ蜂蜜はブドウ糖の比率が低いので結晶しにくいはちみつです。結晶を嫌う方は、クセもほとんどなく一般的に出回っていることもあり、アカシア蜂蜜をおすすめします。
結晶したら?
天然のはちみつは花粉を除去せず、加熱処理もしていないため、どうしても結晶致します。結晶したものが好きな方はそのままお召し上がり下さい。結晶した部分の食感がたまらなく美味しいということで、あえてそこを食べる方もいらっしゃいます。しかし、結晶が嫌な方は35~45℃以下の低温を維持しながら15分前後を目安にゆっくり湯煎して溶かしていくと風味や栄養価があまり損なうことなく頂けます。高温で溶かすと味や風味が損なうだけでなく、熱に弱いビタミンや酵素が破壊されて栄養素が損なわれてしまいます。
赤ちゃんが食べても大丈夫?
天然のはちみつは、ボツリヌス菌がまれではありますが、混入することがあります。そのため、腸内細菌がまだ整っていない1歳未満の乳幼児が食べると幼児ボツリヌス症を発症する恐れがありますので注意が必要です。大人であれば腸内環境が整っているので、免疫力があり全く問題りません。妊娠中の方や授乳期間中の方はもちろん問題ありません。
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