ブルーベリーの育て方
ブルーベリーは比較的育てやすい果樹です
カナダから北米が原産と言われているブルーベリーは、寒さに強く日本のほとんどのところで育ちます。高さも2メートルくらいの低木なので家庭でも庭や鉢でちょっと注意を払えば比較的簡単に栽培出来る果樹です。ブルーベリーはアントシアニン豊富な酸味のある美味しい実がなりますし、秋には紅葉も楽しめます。
育てるときのポイント
ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。そのため庭に植えるときは植え穴を大きく掘り土壌改良することがポイントとなります。鉢植えの場合はピートモスと鹿沼土を混合して酸性土にします。あとは水を十分与えて、日当たりの良いところで育てればブルーベリーは元気に育ちます。ラビットアイ系が好適pHの範囲が広く栽培のしやすい品種です。ただし極寒の地域では向きません。
【注】ピートモス
ミズゴケや草類が土中に堆積して出来た泥炭のひとつ。主に園芸用として土壌改良や鉢物用土に利用される。通気性、保水性、保肥性が高く、通常酸性を示すが、石灰を加えて中和したものもある販売されているので注意が必要。
ブルーベリーの土壌作り
庭植えするときは日当たりの良い場所を選び、酸性の土壌に改良する必要があります。植え穴を広く掘ってピートモスで酸性にします。pH4.5~pH5.3が目安です。また、水はけの良い場所を好みますので高植えします。高植えすると乾燥しすぎることもありますので腐葉土やピートモスなど根元に厚めに敷いて下さい。
ブルーベリーを鉢植えする場合は、用土が酸性になるように鹿沼土とピートモスを混合して酸性土にしてから植え付けします。ピートモスと鹿沼土の割合は5(ピートモス)対5(鹿沼土)~7(ピートモス)対3(鹿沼土)です。初心者は6(ピートモス)対4(鹿沼土)がいいでしょう。
鉢植えでの注意点は、ブルーベリーの根は浅く張るので直射日光が直接あたらないようにバークチップなどを乗せて保護することです。
【注】ピートモスは水を十分加えて馴染ませてから使用して下さい。直接使用すると水をはじいて苗にダメージを与えます。
ブルーベリーの管理
ブルーベリーは水を好むので、十分気を付けて下さい。庭植えの場合、雨の少ない時期には水やりを忘れずに行います。鉢植えの場合は、特に土が乾燥しやすいので注意が必要です。表面の土が乾いたら直ぐに水をやって下さい。春や夏はほとんど毎日水やりが必要だと思って下さい。
また、ブルーベリーは日光を好む植物なので日当たりの良い場所で育てます。少なくとも4時間以上日が当たる場所で育てて下さい。
害虫の予防
ブルーベリーは比較的害虫の被害の少ない果樹ですが、害虫を見つけたら早めに取り除きます。特にコガネムシの幼虫は、ブルーベリーにとってもっとも怖い害虫なので注意して下さい。地中で根を食害し場合によっては枯れてしまいます。 対策は木酢液、ニンニクエキスなどを定期散布する。コガネムシの幼虫が嫌いと言われているパーライトを用土に混ぜる。ただし、どの方法もはっきりとした効果は確認されていません。
生ブルーベリー
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