長野のジャム

●長野のジャム

ジャムの歴史は古くて、旧石器時代にハチミツで果物を煮込んで作った跡がヨーロッパで発見されています。

その後、マケドニアのアレクサンダー大王がインドから「砂糖」を持ち込み、その砂糖からジャムが作られたという記録があるそうです。その後、16〜17世紀になると植民地から安く砂糖が入るようになり、一般の家庭でもジャムが作られるようになりました。

日本では、16世紀後半に宣教師 によって伝えられ、国内での製造は明治10年、東京新宿の勧農局でイチゴジャムが試売されます。明治14年には長野県で缶詰のジャムが販売されています。

また、１８８６（明治１９）年カナダ・トロント生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト ・ショー氏が軽井沢を訪れ、避暑地としての軽井沢が始まります。宣教師たちは、西洋野菜やパンなどの作り方を地元の人々に教えています。このときに、 ジャムの作り方も教えています。軽井沢に行くとジャムが多く販売されているのはこのためです。老舗のジャムとして、中山のジャムは有名です。

長野県はこのように、歴史的に見てもジャムとの関わりが深く、リンゴやブドウなど多くの種類の果物が生産されていることもあり、ジャムとの関わりが密接です。

 

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