■里山の自然を守る、バイケミ農法

里山は、人間が山を切り開いたり木を植え替えたりして作った場所ですが、そこには水田、ため池、草地、落葉広葉樹林など様々な環境が生まれました。そうして人間が作った場所でありながらそこを好むさまざまな生き物が生息するという世界でも珍しい人工の自然が生まれたのです。

里山では、広葉樹林などの葉が落ち葉となりそれが腐葉土となり、栗の木、柿の木、筍、などたくさんの食料としての豊かな実りが得られます。そしてそこには、木の実を求めて動物や鳥たちが集まり、近くの田んぼでは赤とんぼやアメンボ、ゲンゴロウなど田んぼ特有の虫たちが集まります。このように、里山特有の生態が生まれることで、自然豊かな環境をつくるのです。

■自然にストレスを与えない安全な農法

また、バイケミ農法で栽培した農産物は、味の濃い、甘味の乗った果実や野菜などが育ちます。
品質、日持ちなど他と比べるとほとんど良い結果が出てくるのは、自然の摂理に従ったストレスの少ない栽培方法だからではないでしょうか。

農業指導者 中川純一 宮城県亘理郡山元町の中川氏が生産者を廻って 直接農業指導をしています。 主に東北を中心に、関東の生産者まで野菜から果実まで 幅広く生産者の疑問に応えお手伝いを しています。