鉄分が不足すると
体内の鉄分の約70%近くが赤血球中のヘモグロビンのヘム鉄として存在しています。その量は成人男性で約4.0g、同じく女性で約2.5g位と言われています。また1日の鉄分摂取量は、男性で10mg、女性で12mg位は必要とされています。そして、身体の中の鉄分が何処のどの場所にあるかその分布を見てみると大きく次の3つに分けられます。
- 機能鉄
- 血液、筋肉内に含まれるもの
- 貯蔵鉄
- 肝臓に蓄えられているもの
- 組織鉄
- 爪や髪などの組織に含まれているもの
体内の鉄分は先に述べたように男性で4.0g、同じく女性で約2.5gあるのに対して吸収される量は10~12mgとわずかで、ほとんど体内で循環していることが分かります。
鉄は、血液にある赤血球のヘモグロビンの構成物質で、血液の色が赤いのは、ヘモグロビンの鉄が酸素と結びついて鉄が錆びると赤くなるように血液も赤い色をしています。
鉄分が不足する状況
女性は身体の構造上鉄分が不足しやすい身体になっています。まず、女性は月経により最大で60ml~80mlの出血があり、1ml当たり0.4mgの鉄分が含まれていますので、およそ25mg~30mgの量が失われてしまいます。1日の摂取量を12mgとして不足分は肝臓に蓄えられているもので補うことになるのです。しかし、摂取量の不足が続くと次第に鉄不足に陥ることになりますので、月経の期間は特に鉄分の多い食事を心掛けた方がいいわけですね。そして、妊娠すると月経はなくなりますが、胎児や胎盤の発育の為により鉄分が必要になります。 また、スポーツや運動をするときは、より酸素を取り込んでエネルギーを作り出す必要があるため、鉄分が多く必要とされ、発汗作用や運動による赤血球の破壊などで鉄分が失われてしまいます。
鉄分が不足すると
鉄分が不足すると、動悸・息切れ・食欲不振・疲労感・冷え性や肩こりなどさまざまな症状が出てさらに不足すると貧血などを起こします。鉄分の不足即ち酸素不足という事になり、心臓はより多くの血液を身体に廻して酸素を送ろうとして動悸や息切れが起こります。また、筋肉組織に酸素が十分行き渡らなくなるので疲れ易くなるのです。また、肝臓の解毒作用はヘム鉄を含有する酵素が関わっているので鉄分が不足すると解毒作用にも悪影響が出てきます。
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